9月16日(金)下川小学校6年生の
森林環境教育が開催されました。
札幌の
チエモク株式会社さんに
講師としてご協力いただき、
木材の構造や樹種による木材の特徴の違い
そして木工について理解を深める場を
つくって頂きました。
チエモク株式会社さんは
道産材を中心に使用した手作りの木工小物の
製造・販売を行っています。
チエモク株式会社 社長の三島千枝さん。
木に見立てた段ボールを切って木目の見え方を
考えたり
樹種ごとにルーペで観察して
導管の見え方を比べたり
板のさわり心地、木目、においの違いについて
樹種ごとに観察したり
木材の材質としての特徴や樹種ごとの違いについて
みんな楽しみにながら理解を深めました。
細い木の棒の先を水につけて息を吹くと
棒の先から気泡が出てくることも確認!
木材が導管の集まりの構造であることを
実感しました。
また、身近な木製品にどんなものがあるか
みんなに考えてもらいもしました。
たくさん出る出る…。木魚!?確かに(笑)
椅子、机、窓枠、棚、床、など
すべて漢字に「木」が入ってる!
という気付きもありました。
木の文化を感じます。
そして盛りあがったのが、
三島さんによる木工実演。
年季の入った道具たちがずらっと並びました。
なぜかノコギリを使う工程では
みんな掛け声!
目の前でみるみるうちに作品が出来上がっていく様子に
みんな興味津々でした。
そして、あっと言う間にかわいいストラップのできあがり!
「欲しい!100万円で買います!」
と叫ぶ子も(笑)。
実演を見た後はいよいよ
自分たちでマイ箸を作ります。
今回は
えこはしくん手作り箸キットを使用しました。
やすりで根気良くこすって
自分が使いやすい形に整えます。
実演を見た後だからか、
みんな集中して取り組んでいました。
お箸づくりだけで終わりじゃありません。
お箸袋もつくりました!
白い無地の布に、
ペンで描いたりやハンコを押したりして、
お箸袋も自作しました。
最後に、三島さんよりマイ箸の手入れについて
説明がありました。
油をこまめに塗ること、水につけおきしないこと、
はじめのうちは洗剤をつけて洗わないことなど、
みんな真剣に聞いている様子から
マイ箸を大切に使いたい気持ちが伝わってきました。
作業後の感想では
やすりで削るのが大変だったようですが、
できあがった時にはとても嬉しくて、楽しかった!
という感想が多くありました。
「いつもお店で、木でできているキーホルダーなどを
見るけど、その一つ一つを職人さんがていねいに
作っていると思うとすごいなぁ~と思いました」
なんて感想もありました。
「つくっている人」に想いを馳せることの温かさを、
私も改めて感じました。
チエモク株式会社のみなさん、
ボランティアにお越し頂いた名寄市の大西さん、高橋さん、
おかげさまで充実した時間となりました。
ありがとうございました!
みんな、今日作ったお箸、大切に使って下さいね~。